AIが解析した回復バイタルデータから生まれたアート
ResiliBorn (読み方:れじりぼん)とは、Resilience(回復力)とBorn(生まれる)を合わせた造語です。回復力や生命力を表すデータを内包したAIデータアート作品でありプロダクトです。
Vol.1

Title: 不屈の精神で回復した梅の花びら
一度は困難にあったけれど、再び美しく咲いた梅の花びらのデザインのヘアクリップ・ネクタイピンです。
梅は、寒い冬を耐え抜き、春に先駆けて花を咲かせることから「忍耐」「希望」「不屈の精神」の象徴とされています。第一弾のデザインはこの梅をモチーフにしました。具体的には、喪失期から回復したバイタルデータと分析結果を使って梅をデザインし製作しました。
AI Data Story
喪失期から回復した心拍などのバイタルデータをAIで作り、分析しグラフ化しました。(左図)グラフ画像をもとに梅の花びらをAIでデザインしました。(右図)このデザインを使ってヘアクリップとネクタイピンを製作しました。
[注意] ・使用したデータは個人のものではなく、現実に近い形にAIで作成したものです・グラフの縦軸は視覚化のためのレベル表示であり、実データの変数ではありません・本作品はA I技術およびデータ解析を用いたアート作品であり、医学的・科学的な診断や治療を目的としたものではありません。
自己紹介
Neutre*代表 / Creator / AIデータアートアーティスト majiko
母親の介護のため東大の職員を辞めました。これまで仕事柄、Pythonでグラフを作ったりデータ分析をすることが多々あったため、データ分析結果を使った作品をつくっています。
現代は、時代の変革期を迎え、AIの目覚ましい発達が後押しし、失われるもの、新しい事や物が生まれる中で、常識も変わり、以前にも増して、誰もが何かしらのストレスを抱えている世の中だと思います。
ResiliBornプロジェクトとしてこれからつくる作品は、皆それぞれが抱えているものを乗り越え、新しい自分になることをテーマに制作していきます。
そしてその作品は、観賞用のアート作品ではなく、全て身近に使えるものとして制作していきます。作品をアクセサリーや日用品など身近なものにすることで、アートを日常に溶け込ませたいという思いからです。
作品にデータ分析結果を含める理由は、その作品に、時間軸さらにその時間軸の中での変化の意味を込められる利点があると考えているからです。また、データを個人のものに変えることにより、個人向けにパーソナライズされた作品として、さらに思い入れのあるものにできると考えています。
またそれと並行して、AIを用いたデータのアート化が、人々の理解やウェルビーイングにどのように影響するかについて、AI、テクノロジー、ヘルスケア、アート分野を横断した研究として行っていきたいと思っています。
※こちらのAboutのページにも、Neutre*とmajikoの紹介を書いていますので、よろしければご覧ください!

