Fusion of weather data and Japanese pattern – 09

とんぼ × 雨量

「とんぼのように、前にしか進まず、退かない。」

とんぼは、前にしか進まず、退かないことから、勝ち組と言われ縁起物とされています。戦国時代には、武具や印籠の装飾にも用いられたそうです。

とんぼの後ろの水の輪を気象データの雨量を用いて表現しました。左から、春(3〜5月)、夏(6〜8月)、秋(9〜11月)、冬(12〜1月)の雨量です。一日の雨量の総和を色で表現し、円として重ね合わせました。年輪のように、内側が新しく、外側が古くなっています。春の場合は、一番外側の色が、3月1日の雨量、一番内側の色が、5月31日の雨量です。色が白いほど、一日にたくさん雨が降ったことを表しています。

Fusion of weather data and Japanese pattern – 08

花七宝 × 正味放射

「30年前の自分にも、今の自分にも、太陽のエネルギーはそそがれていたし、今もそそがれている」

太陽の存在は当たり前過ぎて、普段考えることはないけれど、太陽がなかったら生きていけない。ものすごく重要な存在。

上半分は2016年、下半分は30年前の1986年の正味放射量の変化を色で表し、花七宝の柄と合わせました。上半分も下半分も、「左端→右端」が、「1月1日→12月31日」となっています。

画像の色の変化を、誤解を恐れずに、ものすごく簡単に説明すると、太陽が沈んでるときは紫、太陽が少し登るとピンク、かなり登って放射エネルギーが強いときは赤です。曇りの日などは、太陽からの放射エネルギーが少ないので、一日の色の変化は、紫〜すこしピンク〜紫となります。正味放射量とは、太陽からの放射エネルギー(短波下向き・短波上向き・長波下向き・長波上向き、と色々ある)の合計のことです。細かい話をすると、濃い紫が-100W/m^2、赤が800W/m^2です。

 

 

 

 

 

Fusion of weather data and Japanese pattern – 07-Extra edition

鱗紋 × 湿度

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<比較編>

「梅雨入りから9日間」と「梅雨入り2ヶ月後から9日間」を比較してみたらこんな感じになりました。

※濃い紫が100%、白が50%、濃い緑が0%

こちらは、2015年6月3日〜11日(9日間)の湿度を可視化したもの

urokomon_RH_20150603-20150611_sizeS

湿度がかなり低くなったのは、梅雨入りしてから9日間のうち1日だけでした。

(緑色が一回しかでてきてないので)

そしてこちらは、2015年8月3日〜11日(9日間)の湿度を可視化したもの

urokomon_RH_20150803-20150811_sizeS

8月3日〜11日までの9日間は、毎日14:00くらいに湿度が60%近くまで下がっているのが分かりました。濃い紫が、上の画像と比べて、それほどまでは出てきませんが、8月も朝夜は湿度がそこそこ高いことが分かりました。(寝苦しいはず!w)

Fusion of weather data and Japanese pattern – 07

鱗紋 × 湿度

FWJ-07

「しとしと、からっと、しと、からっ、しとしと」

梅雨が好きでも嫌いでも、毎年やってくるし、毎年さってゆく。

梅雨入りした日から3日間の湿度変化を色で表し、鱗紋の模様と合わせました。見方によって、梅雨の時期の雨粒がキラキラしているように見えます。

濃い紫が100%、白が50%、濃い緑が0%です。梅雨入りしたといっても、そこから湿度がずっと100%近いというわけじゃないことが分かります。

Fusion of weather data and Japanese pattern – 06

光琳梅鉢 × 気温・地中温度

FWJ-06

「おり姫にはぜひ、ひこ星と会ってほしい」

七夕に、おり姫とひこ星が会えるように。

昨年の七夕の気温・地中温度を使って、月明かりを表現し、光琳梅鉢の模様と合わせました。見方によって、星空のようにも、お花畑を照らす月のようにも見えます。

昨年7月7日の一日の気温と地中温度(地上1.6m〜地中1m)の変化を色で表現しました。深さ1mの地中温度は、一日中ほとんど変化していないことが分かります。

 

Fusion of weather data and Japanese pattern – 05

並鮫 × 地下水位

FWJ-05_namisame_grandwater_2016_size1000

「雨フッテ、地カタマル。雨フッテ、地下水位タカマル。」

・雨フッテ、地カタマル…悪いことがあった後に、かえって前よりもいい状態になる

・雨フッテ、地下水位タカマル…雨が降った後に、井戸水が増えて生きる上でもたすかる

昨年の地下水位の変化を色で表現し、並鮫の模様と合わせました。

濃い色ほど地下水位が高く、薄いほど低いことを表しています。昨年7月の豪雨の際、急激に地下水位が高まり、極薄の青(ほとんど白)から濃い青へと変化しています。

 

 

 

Fusion of weather data and Japanese pattern – 04

竹 × 風速

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「明日は明日の風が吹く。今日までの自分は捨てよう。」

新しい始まりの多い4月。新しい環境の中で、失敗や反省を繰り返す自分が嫌になったり。でも、明日は明日の風が吹く。今日までの古い自分は捨てて、新しい自分で明日をむかえよう。

明日は明日の風が吹くというけれど、実際、4月にはどんな風が吹いているのでしょうか。この画像は、去年の4月に吹いている風を可視化し、ぐんぐん成長する竹と合わせました。色の濃さは、風の強さを表しています。

Fusion of weather data and Japanese pattern – 03

なみ × 地中温度 (-50cm 〜 -100cm)

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「私もたまには冬眠したい」

冬眠したら、寒さはしのげるし、食べなくていいし、働かなくていい。無い物ねだりなのはわかっているけれど、誰もが一度は憧れる冬眠。実際のところ、地中の温度はどうなっているのでしょうか。

じっとみてるとクラクラして眠くなりそうな波模様に、地下50cm〜100cmの地中温度の一年の変化を合わせました。ここでは、一番濃い茶色は6度、一番明るい茶色は24度です。

Fusion of weather data and Japanese pattern – 02

縦帯 × 気圧

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「低気圧ニモマケズ、高気圧ニモマケズ、私の生きてきた証」

今生きているということ。低気圧の日にも高気圧の日にも負けず、生きてきたということ。

過去2年間の気圧の変化を縦帯の色にしました。濃い色ほど気圧が高く、薄い色ほど気圧が低いことを表しています。

※たまにある不自然な白い部分は、メンテナンス等によるデータの欠測期間です。突然の異常気象ではありません(汗)

 

Fusion of weather data and Japanese pattern – 01

さくら × 地中熱流量

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「目先の美しさだけに気を取られず、足元のエネルギーにも目を向けよう」

美しく咲く桜。人はそこに目を向けがちだけれど、その下の地面では何が起こっているのでしょう。

桜が咲く頃の地中熱流量の一日の変化を、桜の花びらの下に表現しました。